ご近所さんシリーズ




「ねえねえ、あのさあ、聞きにくいことなんだけどね、」


カレーせんは妹子が持ってきたおみやげで、
黄色い袋は芭蕉さんちからのお返しです!


以下、事の顛末


午後2時・妹子がおみやげを持ってやってくる

妹子「こんにちは芭蕉さん。この間の出張の時買ってきたので、よかったら召し上がってください」
まつお「うわーありがとう!あっじゃあお茶入れてくるね!座って座って!」
妹子「いえ、おかまいなく…いつもすみません」
まつお「カレーせんだあ!これ曽良くんも好きなんだよね、お茶うけに今いただいちゃおうっと」

まつお「そうだ!おいしいきゅうり漬けがあるんだよ〜ほら今きゅうり美味しいから!よかったら持ってって!」
妹子「いいんですか!すみません、気を遣わせてしまって」
まつお「いいのいいの、いっつも貰ってばっかりだから」
妹子「ありがとうございます。夏はおいしいですよね、きゅうり」
まつお「ね!」


しばし世間話に花が咲くふたり


まつお「そういえば、この間楽しかったよねえバーベキュー!」
妹子「ああ、そうですね!その節はほんと、うちのバカがご迷惑をおかけしてすみませんでした」
まつお「とんでもない!ああ、またやりたいなー」
妹子「僕もすごく楽しかったです。すぐそこなのにお泊まりまでさせて貰っちゃって…」
まつお「…あ、そうだ、えっと…あのさ」
妹子「?」
まつお「その…なんていうか、聞こえてた?」
妹子「?」
まつお「や、別に、聞こえてなかったらいいんだけど!ごめん!」
妹子「…!(思い当った) …えっと、その、夜ですか」
まつお「うわあやっぱり!松尾恥ずかしい!恥ずかしさ無限大だよこれ!」
妹子「いやーその、そんなにはっきりとは…」

まつお「…でもね、聞こえてたならちょっと聞きたいんだけどさ、いい?」
妹子「え、ええ(恥ずかしさの基準はどこなんだろう)」
まつお「…聞きにくいことなんだけどね、」








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まつお「うう……あ、ねえねえ、妹子くんとこはどうなってるの?」
妹子「ど、どうなってるってなっ何がですか!」
まつお「その、ほら太子と一緒に住んでるじゃない!」
妹子「や、別にそんなつもりは…!」
まつお「えーっ違うの!?でもたまにすごく雰囲気いいよね2人!」
妹子「……!いえ、そう見えてるなら、いいんですけど」
まつお「わーっちょっと何それ!詳しく聞かせて聞かせて!!あっ待ってすぐお茶おかわり持ってくるから!!」




はーひどいひどい終わりなんてないよ!
はいはいまつお女子ね!楽しいから!楽しすぎだからねこれ!

妹子は松尾家のセックスに引いてるんじゃなくて
そういう質問してくるまつおに引いています。
「でも松尾家のセックスはじゅうぶん濃いと思います」(妹子談)